僕は、侵されている。
侵食
宇童さんの手が僕の下腹部に伸びて、厭らしい音を立てている。
どうしよう
今の状態、本当にどうしようもないくらい危ない
宇童さんの身体の一部が僕の身体に触れる度にゾクゾクする
「ミツル」
そのハスキーな声で名前を呼ばれると、どうにかなっちゃいそうで。
困った
宇童さん手に、身体に、声に
彼の全てに身体が反応してる
でも、僕は反応して出るこの甘ったるい声が堪らなく嫌いで
「ん…っあ…宇童さ……っ…」
嫌だ
自分じゃないみたいで。
「、ミツル………」
汗ばんだ身体
繋がり合った身体
白濁とした脳内
モルヒネのように、侵されてく 犯されてく。
首筋の紅い跡。
それは、僕の悦び。
それはドラッグによく似た、甘い甘い 快楽。
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な、なぁにこれ・・・!逃
20040917