ハローハロー?
ぼくの声が聞こえる?
あいのうた |
「・・・ねぇ咢」
屋根の上に寝転んで空を見上げ僕は『もうひとりの僕』に声を掛けた
返事は、ない
もう一度、今度はそっと目を閉じて心の中で呼ぶ
(ねぇ、咢)
(・・・・何だよ)
返事を返してくれたのが嬉しくて、僕はこっそり微笑んだ
咢は、僕が目を閉じないと対話(って言ってもいいのかな)をしてくれない
最初は不思議だったけど、最近はこれが普通になってる
唯一無二の存在
こうすると、世界中に二人だけみたいだから
誰より大切に思ってる
(・・・咢)
(・・・・)
(・・好きだよ)
(・・・・あぁ)
抱きしめ合えたらいいのに(ぼくは手をのばした)
キスが、できたらいいのに(かなしいけど、むりなことで)
あぁ、近くて遠いあなた
愛しい
(・・・・亜紀人)
(・・・ん?)
(ずっと傍に、いるから)
(・・・ありがとう)
ずっとなんて言葉、無意味だって知ってる
いつか君はぼくを置いてどこかに行ってしまうんでしょう?
・・・それでも咢の言う事だから、信じてる
咢だから、信じられるんだよ
ねぇ咢、だいすきだよ。
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いいいいいみがわかりません・・・!
20041101